北海道って島全体が一つのプリフェクチャーで
日本にしちゃ広い土地じゃん。
その中で完全に一つのメディアが形成されてんだよね。
これにはビックリ!
なんか脳天に新発想がピンと浮かんだよ。
あと思ったのが、道民性。
みんな穏和な雰囲気で屈託がないヒトが多いんだよね。
(考えてみたら土地が広い割には殺人事件や凶悪犯罪少ないし、
松山千春が北海道に拘る理由が何となくわかる様な気がする)
これは逆の意味の刺激かな?
コイツは住んでも悪くないなって思ったよ。
タダ寒いぞ!
ハンパなく寒い!
撮影後期は毎日朝から朝4時5時くらいまで外で撮ったりしてたんだけど、
ケータリングのカセット
ガスコンロが凍るんだよ。
だから平気でカセットコンロ本体を火で炙ったりしてんだよね。
駐車場に水まくと瞬間的にハジからパリパリパリって白く凍ってったり、
雪をバーナーで火炙りして溶かすんだけど
火がきかねえんだ!
車輌は滑って事故りまくりで2台廃車に事故続発・・・みたいな。
よく撮りきったよ。
なんだかんだ言ってもやっぱ好きでやってなきゃ撮影ってのはできないね。
自分も含め、こんな中で朝から朝まで
撮影やってる我々も刺激人だってこと再確認したよ。
最後に、今回本当の田舎を知ったんだ。
数時間に1本、1両の電車が雪の積もった駅舎に転がりつき、
線路の向こうには地平線が見える。
カッコつけるワケじゃないけど俺は東京生まれだし、
当たり前のように東京で生活してきた。
この低い景色の小さな町で知り合った人達には、
都会に染められて猜疑心と闘争心の塊になってしまった
ロボットのような表情は見えなかったよ。
19や20歳の子たちとも出会ったけど
一生懸命都会人には負けないって虚勢が手に取るように分かるんだ。
ソレがまた素朴なんだよね。
このさき生きて行くには、
見て肌で感じなきゃ分からない楽しみや刺激が沢山あるから、
この子達にももっと広い外界の楽しみを見せてあげてぇなって。
人って楽しむために生まれてきて、
その手助けになるとりまきや環境って
ケッコー目の前にあるもんだって・・
ひとつの出会いは一本の道を造る。
その道をどう歩いていくかは自分次第。
マンネリの生活にタマの環境変化はやっぱ必要なんだって改めて思ったよ。
普段見えないモノや思いつかないコトが湧いてくる。
頭のリサイクルって重要だね。
今回のロケに招いてくれたSさんOさんはじめS井氏、
スタッフ、知り合ったみんな、
本当にありがとう。
余談:フェリーで船員に聞いたんだけど
大型フェリーって一時間でドラム缶5本の燃料(重油)食うんだって。
スゲエ燃費悪いな!俺の車もリッター3キロで最悪だけど!!